農業経営診断分析研修会(熊本)

2018年12月12日、標記の研修会がJA熊本教育センターで開催され、1日講師を務めさせていただきました。主催は担い手法人サポートセンターで、受講者は県内7JAと農林中金熊本支店の22名となりました。熊本では4年ぶりのなります。

【研修内容】
1.支援マインド
2.農業経営支援の実務
3.経営分析演習
4.農業経営管理支援の全体像

【アンケート結果】
1.支援マインド
(大変良かった59%、良かった29%、普通12%、いまいち0%、悪い0%)
2.農業経営支援の実務
(大変良かった59%、良かった29%、普通12%、いまいち0%、悪い0%)
3.経営分析演習
(大変良かった63%、良かった25%、普通12%、いまいち0%、悪い0%)
4.農業経営管理支援の全体像
(大変良かった56%、良かった25%、普通19%、いまいち0%、悪い0%)
5.総合評価
(大変良かった60%、良かった33%、普通7%、いまいち0%、悪い0%)

                

【研修内容】
○グループ討議で自分にない考え等があり、色々な仮説を考えることが大事だと思った。
○経営改善は提案や指摘をするのではなく、農家に問題点を気付かせることが必要だと感じた。
○自分の意見を出し、他人の意見を聞くことによって考えることが必要であると改めて感じました。
○初めてのことで勉強になりました。解りやすかった。
○改善案の提示は必要ではなく、農家の自発性を促す。これを業務に生かせそう。
○難しく考えずに取り組めたので良かった。
○経営分析というと「改善しなければ」という先入観を持っていたが、分析の結果として改善が必要かどうかを判断しなければならないと判ったので良かった。
○より実践に近くて良かった。
○グループ演習により、いろいろな考え方があることが分かった
○経営分析の考え方や進め方が勉強になりました。
○分析等は現在の実務上行うこともありますが、支援マインドについては今後考えを変えていきたいと思える研修でした。
○経営分析の全体像を理解しました。
○分析指標をあまり使わない分析手法で、内容がわかりやすく現場の指導員などでも活用できる内容だと思いました。
○経営分析は想像より単純なところがあるので前向きに使っていきたいと思いました。また、グループで話すことで話がかたまらないのでいい機会でした。
○自分の知識・経験が少なく、内容があまり入ってきませんでした。これから日頃の業務に必要になってくるかもしれないので、勉強をしていかないといけないと思いました。
○分析の入り口のところから「農家目線」が大事であることを聞いて「ハッ」としました。
○具体的な比較による分析方法がよく理解できた。

【経営支援事業の課題】
●職員、農家への経営分析等の知識の取得(勉強会)が必要だと思った。
●担当職員不足
●比較できるデータの取得
●金融部門と営農部門の連携が希薄
●組合員さんの相談役になれJAでありたい。
●明細データ・比較データが集まらない。
●組合員との信頼
●質問にもありましたが、記帳代行データを取得する同意書を取得することが一つの課題です。
●担当業務が年で変わるところがあるので継続的に向き合っていけないのでは、と思う。
●記帳代行はやっていはいるけれど、経営分析までは行っていないのが現状。せっかくのデータを活かさなければと思いますが・・・。
●データが集まらない。同意していただけない。

                               

熊本では4年ぶりの研修会でしたが、皆さん熱心に受講していただけたと思います。
1日でしたが無事スムーズに研修が終えられたのも事務局のおかげだと思います。
サポートセンターの本山課長、鳥居参与、早稲田様、大変お世話になりました。
また何かございましたらお声がけいただけるようお願いします。