【農業経営支援セミナーの特徴】

『本当に有用な知識は実践によって得られる』という考えのもと、経営支援業務の実務性と実効性を重視したセミナーカリュキュラムです。
●セミナー終了後、受講者からは「(敷居の高かった)農家への経営支援が、すぐにでもやれると思えるようになった」という声をたくさん頂いております。
●講師は元JAグループの職員で、現在でも農家の経営支援を実施しております。そこで得られたJA職員としての実践ノウハウを以下のポイントを軸にお伝えします。

◎支援マインド
・支援者としての基本姿勢。農家を“尊重”することの本当の意味を知る
◎思考力とスキル
・知識の暗記ではなく「なぜそうなのか」を理解することで様々なケースで応用が可能
・知っているだけではなく、“使えること(スキルの獲得)”を目指す
◎戦略的視点
・単発的な実践ではなく、組織業務としての継続性と発展性を持った業務の仕組みを考える
【セミナー内容】

≪セミナーⅠ(経営分析編)≫※セミナーⅠ・Ⅱは、個人事業主の経営支援を想定しています。
JAの経営支援事業の基本となる「支援マインド」の他、経営分析に必要な基礎的な論理思考を学びます。また個人経営農家の実データを基にした分析演習を行います。
(1)経営支援の心構え(支援マインド)
(2)経営分析の手法(経営比率等は使いません)
(3)実データを使った経営分析演習(個人経営体)

≪セミナーⅡ(目標設定・経営分析面談編)≫※セミナーⅠ・Ⅱは、個人事業主の経営支援を想定しています。
経営支援でよく見落とされがちな目標設定の手法を、個人農家向け(ライフプラン)の視点から学びます。また、経営分析結果を農家に報告(フィードバック)する方法を学びます。
(1)事業と生活の計画
(2)経営分析のフィードバック(ロールプレイ演習含む)

≪セミナーⅢ(コミュニケーションスキル編)≫
経営分析のフィードバックや個別経営支援(コンサル)などで農家と話し合う際に有用な、コーチングスキルを基にしたコミュニケーションスキルを、ペアワーク等を交え学びます。
(1)コミュニケーションスキルの必要性
(2)コミュニケーションの基本スキル
(3)ティーチングとコーチング

≪セミナーⅣ(農業経営支援事業戦略編)≫
JA組織として農業経営支援をどのように進めていくかを学びます。経営支援事業の事業目的や事業効果の理解、体制作り、記帳代行・経営分析・個別経営支援業務の繋がりなどについて解説します。
(1)農業経営支援の事業戦略
(2)フィードバックとデータ整備
(3)コンサル実施体制

≪セミナーⅤ(コンサル実務編)≫
個々の経営体の個別の経営課題の解決を目的とした経営コンサルの手法として、個別調査・分析や行動支援の方法を具体的な事例などを通じて学びます。
(1)支援マインド2
(2)コンサル実務

≪法人財務諸表と分析の基礎≫
法人の決算書を正しく読むための財務諸表の構造と着眼点、および主要な経営比率を使った経営分析手法について学びます。
(1)決算書(財務諸表)の基本
(2)損益計算書(P/L)
(3)貸借対照表(B/S)
(4)剰余金処分案
(5)貸借対照表と損益計算書の関係

 

【農業経営支援ゼミナール】
このゼミナールは「農業経営支援セミナー」の修了者の継続学習と情報交換などを目的に、主にセミナーⅠ~Ⅴで取り扱われなかったテーマの学習や、より多くの経験が必要な経営分析やコミュニケーションスキルの演習などを行う機会として実施するものです。

●参加者はセミナーⅠ~Ⅴの修了者
●テーマは毎回異なる