農業経営管理支援担当者研修会(長野)

2018年12月4日、JA長野県ビルにて標記の研修会が開催され、1日講師を務めさせていただきました。受講者は県内10JAと県営農センターから25名となりました。

【内容】
1.経営支援マインド
2.経営支援の進め方  
3.経営分析演習
4.農業経営管理支援事業の全体像

【アンケート結果】
1.経営支援マインド
(大変良かった73%、良かった18%、普通9%、いまいち0%、悪い0%)
2.経営支援の進め方
(大変良かった77%、良かった14%、普通9%、いまいち0%、悪い0%)  
3.経営分析演習
(大変良かった77%、良かった18%、普通5%、いまいち0%、悪い0%)
4.農業経営管理支援事業の全体像
(大変良かった68%、良かった23%、普通9%、いまいち0%、悪い0%)
5.総合評価
(大変良かった68%、良かった32%、普通0%、いまいち0%、悪い0%)

【研修内容について】
○経営分析というもののハードルが下がって良かったです。
〇記帳代行の面談時に少しずつ会話の中に入れていきたいと思います。
○非常に高いレベルで未知の領域。大変勉強になりました。
○一日での研修ではなく、複数日で開催していただきたい。
○少し早くて追い付けませんでした。
○経営分析を行うにあたってどのように行うか具体的に教えていただけたので良かったです。
○グループディスカッションであったため、当初思っていたことより堅苦しいかなーと思っていたことと違いとても楽しい一日でした。
○具体的に経営分析の活用法がわかりとても良かったです。
○経営分析をどこからみれば良いか分かった。
○分析値だけで見るのではなく言葉で伝える。
○経営分析演習がよかった。もう少し時間をかけてやりたかった。
○実際に現場の状況に近い部分が良かった。
○農家B(演習課題)がいじる必要がないという見解は目からウロコだった。
○経営分析の基本的考え方がわかりやすく説明されている。
○木下先生の研修を受講できて大変良かったです。機会があればもっと時間をかけて受講したい。
○内容は濃かった。10:30スタートはいかがでしょう。
○経営の主役は農家本人であり、こちらからの提案だけになってしまってはよくない、ということがわかりました。
○専門知識が必ずしも必要であるわけではないことがわかりました。今回学んだことを今後実務に生かしていきたいです。
○参考になった点が多かったので、継続をお願いします。
○演習を通じて学ぶことが多かった。
○当JAでも記帳代行に取り組んでいるが、比較分析をするなかで非常に重要なデータ収集で、最も大事なことということが再認識できた。
○実践的で面白かったです。
○分析ということで、データを読み解くみたいに難しく考えていましたが、比較対象を見つけることで要点ごとに見ることが必要だと分かった点は良かったです。

【経営支援事業の課題】
●人事異動。
●情報の共有化が図りづらい。
●JAに支援事業の体制がない。
●いかにして記帳代行先を増やすか。農家は、生活関連までJAに教えてくれないと思う。
●営農技術員が経営担当になっていますがやりきれないので重要性を伝えて人数を増やしてほしい。
●らくらくWeb簿記ではとても厳しいと思います。やはりソリマチでの運用が必要かと。
●集落営農組合の役員さんが、自分のところの経営内容を理解されていない方ばかり、JAに対して人任せのようにしてくる。できれば一緒に考えられればと思っている。
●時間と手間が十分に取れない環境
●人件費。業務の質。
●記帳代行の対応が少ないのでデータ取り込みを増やす必要がある。
●担当者不足(兼務)
●記帳代行でデータ入力するパンチャーが来年春で退職するので、代わりの人の確保・育成が必要であること。
●やる気になる、させること。


長野県での1日の研修会は初めてでしたが、グループ討議や質問などから、参加者の意識もレベルも非常に高く、充実した研修会になったと思います。
こちらも非常に学ぶことがありました。
最後になりましたが、事務局を務めて頂いた、県営農センターの片桐センター長、田中グループ長、横沢さま、朝から夜まで大変お世話になりました。
またお力になれることがありましたら、お声掛けください。

JA長野クループのホームページより