上越市 農業経営力向上のための研修会(新潟)

平成29年7月20日に、上越市担い手育成総合支援協議会が主催で開催され、当方は「農業経営で最も重要な事~代表者や構成員の意識改革~」というテーマで講演をさせていただいた。

出席者は地域の認定農業者等で、法人経営者も結構参加してくれたようでした。

【主な内容】
〇行政支援と農業財政
〇農業経営体の変化
〇経営発展の必要事項
〇意識改革をはかるためには
・・・等

【アンケート結果】
大変良かった27.7%、良かった66.6%、いまいち5.5%、悪い0%

【研修会の意見】
・自分のゴール、目標はどこかを考えさせられた。
・具体的な事例を聞きたかった。
・主体的な経営法について勉強になった。以前提案さしてもらった事で、総括がされてませんが小学校でコメの消費を拡大していくことが重要だと思います。
・自分で「やっている」つまりではなく「やっている」事が何の為なのか?と考える心の持ち方で意識が変わるという部分は、言葉にすると簡単だが実勢出来るのか?と思うと心に刺さりました。農業も「これでいいのか?」と真剣に考えることを第一にしないといけないと感じた。
・重要なポイントを絞って詳細を教えてほしかった。
・農林水産省予算のグラフが解りやすかった。内訳のようなものも見たかった。トラクタ等の農機は消耗品で変動費と捉えた方が良いのかなと思った。6次産業化については正直成功している例をほとんど知らないうえ、もともと飽和状態の業界に参入するのは現実的ではない気がする。そもそもそういう仕事をするのであれば若者として農業という業種を選ぶ理由が無くなるのではと思った。
・緊急性と重要性で課題を整理することは大変参考になりました。
・固定費の考え方が少し変わった。
・地域で他の経営体との連携を進めていく必要がある。
・具体例を交えてほしい。
・経営者としての心構えを分かりやすく説いていただき有難うございました。意識の持ち方、考え方の整理の方法について参考になりました。
・経営体間連携については実例を上げてもらいたかった。成果をだすための心の習慣については参加者からコメントをもらう、グループワークにするなどにすると、より意識が高まったのでは。

【経営課題】
・就農者がいないこと。やりたがらないこと
・農家減少、高齢化により農地保全の為法人設立が急務
・10年前に法人を設立した。個人経営の時は家族で協力して作業を行っていたが、法人設立と共に子供や奥様方が作業に参加できなくなり、経営者、構成員の負担が多くなってきている。協力していただける体制を確立したい。
・交付金に頼らず経営ができる方法を考えています。現状は交付金がなければ大赤字です。構成員への意識改革。
・組合員、役員の意識改革。
・後継者不足。構成員の高齢化。
・人材不足。
・構成員の高齢化による労働力不足。補助金頼みの経営。
・圃場整備が進んでおり、仲間となにをやるか具体化してゆきたい。
・高齢化が進み、後継者が不足しているなかで農業経営の継続が困難となっている。
・30年問題への対応。特にコシヒカリ以外の作付けが難しく担い手が不足している。中山間地への対応について。

 

ここの場で行うのは今回で3回目でしたが、参加者から頂いた意見などを参考に今後も研鑽に勤めて行きたいと思います。

最後に、事務局を務めていただいた久保埜様、漆間様、この度も大変お世話になりました。
今後の皆さまのご発展を心より祈っています。
ありがとうございました。