H27第二回 農業経営管理支援事業にかかるゼミ研修会(岩手)

2016年1月14日(木)県内5JAの13名の職員に対し第2回のゼミ研修を、『経営支援をする岩手の担い手経営体像を明確にする』ことをテーマとして行った。
ゼミは、用意された各種担い手に関するデータを参加者が読み込み、そこから気づいたことをグループで共有しながら、担い手経営体の像に迫っていく方法で進めた。

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参照データは以下の通り
1.JA経済データ
・組合員の年齢や販売規模別の出荷状況のデータ
・組合員の販売規模別の購買供給データ
2.JA金融データ
・組合員の販売規模別の貯金残高データ
・組合員の販売規模別の貸付残高データ
・組合員の販売規模別の共済残高データ
3.政府等のデータ
・2015農業センサス
・生産農業所得統計
・ポケット東北農林水産統計
・第61次岩手農林水産統計年報
の各種農家データ

以上のデータから、最後にゼミ生達が自分たちの考えに基づき、班ごとに経営支援の主な担い手経営体の像をまとめ発表した。

県のJA大会などで、販売規模等による担い手経営体の範囲を提示しているが、大切なのは現場で働くJA職員が、上から与えられたものではなく自分達であらためて担い手像を考えることであると思われる。
結果的にJA大会議案と同じ範囲となっても、その検討過程に自ら参加することで、その結論を自分のものとして”腹落ち”して受け入れることができ、それが今後の業務推進に繋がると思われる。

【参加者アンケート】
大変良かった33.3%、よかった41.7%、いまいち25.0%、悪い、0%

・データを用い総合的な仮説の立て方が参考になった。
・時間が足りないのが残念でした。
・グループワークにより分析の見方がいろいろあることが解った。
・様々なデータが見れて参考になった。