JA新いわて 農業経営管理支援事業に係るJA役職員研修会(岩手)
9月28日(月)にJA新いわてにおいて「農業経営管理支援事業に係るJA役職員研修会」をJA役職員・幹部職員向けに行いました。
場所は滝沢市のJA本所の会議室で、久保憲雄組合長以下、役職員32名と企画管理部の事務局、および中央会から佐々木次長と及川考査役が出席しました。
JA新いわては、四国4県の広さにほぼ匹敵する岩手県の北半分を管内とし、取引量も、貯金量は約2200億円、販売高は440億円と非常に大きなJAです。
このJAは、一部の地域で現在、約40人ほどの記帳代行を行っておりますが、来年度の県域のWeb農業簿記システム移行に伴い、事務内容を刷新・統一し、県域事務集中方式を活用することで、さらなる記帳代行者の拡大を図っていきます。
開会のあいさつで、久保組合長は「規模拡大により逆に経営が厳しくなってきた農家もいる」との旨の発言がありました。つまり、大規模農家は資本の集中が先行しているものの、その多くの農家は経営者としての資質向上が遅れており、そのことが経営の不効率を働いている状況なのです。これは全国の農家経営にみられる傾向で、組合長の発言はその点を指摘したものであり、世間で言われている大規模化の問題を的確に踏まえたものだと思われました。
また、事務局とした参加した企画管理部の職員さんからは、研修終了後メールを頂きました。そのなかには、『「農業経営管理支援事業」は、農業の維持・発展の役に立ち、また、JA経営を支える唯一の手段ではないかと個人的には信じており、是非成功させたい事業と考えております。』という、大変うれしい言葉がありました。
当JAでの経営支援事業の成功は、岩手県全体は当然として、東北や東日本のJAにとっても大変な影響を与えると思います。そんな期待を持って、今後も県中央会とともに事業の支援をしていきます。