県Web農業簿記S運用準備 第3回専門部会(岩手)

JAいわてグループは、28年度に県下統一のWeb農業簿記システムを導入して、農家の会計記帳代行体制を再構築する。

今回はそれについての、県下JA職員を集めた業務とシステムの専門部会が8月19日に開かれ、当プロジェクトのコンサルタントを行っている小生も同席をすることとなった。

今回の部会のメインテーマは、岩手県の統一勘定科目の説明であった。私から統一科目の必要性について述べた後、県中央会、森担当より今回作成した統一勘定科目と自動仕訳パターンなどの説明を行った。

従来との主な違いは以下の通りとなる。
●主幹品目などを把握するための、販売科目の補助科目の整備。
●委託販売手数料などの消費税計算等を想定した科目体系。
●信用取引の完全連動。
●一般/不動産の決算にも対応した科目体系
ほか

勘定科目や連動パターンは、茨城版を基に4月より中央会チームで検討・修正を重ねたもので、全国の中でもかなり精度の高いものとなったと思える。但し、当日の説明が詳細にわたったため、質疑応答の時間は少なかった。今後JA担当と個別の意見収集などを行い、運用を徹底していく必要がある。

今後、経理方針や記帳内容などの事務面の細かな内容を詰め、JAの現場や農家におろしていく運びになる。

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