農業経営支援セミナーⅡ(オンライン)8

2023年11月7日(火)標記のオンラインセミナーを開催しました。
参加者は埼玉県1、愛知県3名、香川県1名の5名となりました。

【内容】
1.事業と生活の計画
2.経営分析面談

【アンケート結果】

【セミナー内容について】
・生活費・家計の管理の重要性、事業計画とライフステージ 生活のために農業をしているのだから当然その部分を把握理解しないといけないと改めて考えることができました。 分析力や知識よりもまずは支援マインドが必要なのだとより理解が深まりました。
・経営指導する場面で、ロープレ等で深掘りしてか考え方を導き出すところ。
・学びの多い機会でした。 農家の悩みを引き出すには、JAがこうしていきましょうと示すのではなく、農家がどうしていきたいのか聞き出し、共に経営を考えることだと学べたことは大きいです。 農家との信頼関係を築き、現状把握を行うことでどうしていくべきか見えてくる。話の掘り下げ力を鍛えていこうと思いました。
・ライフプランシートを作りたがらない農家がいると聞いたことがある。関係構築が上手くいかないとその後のフェーズで支障をきたすと思った。ロールプレイングでも質問内容がなかなか思いつかなかったが、相手に話してもらうということを意識して現状把握と目標について聞き取れるよう慣れていきたい。
・セミナーの進め方が秀逸で楽しく学ばせて頂きました。

【組織の課題】
・農家に意思決定させるという部分が農協が誘導してしまうリスクが高いと思われるので 経営支援を始める段階で支援マインドを浸透させる必要があると強く感じました。
・JA営農改革で販売力強化といって、農家の現状を把握せず、JAの売上アップになっている。
・新規で農業を始める方に対し、どのような経営をしていきたいのか聞かずに訪問をしているケースが多いように感じます。(新規農家へのサポート力が薄い)。新規だからこそ一緒に頑張っていきたいと思いました。
・担い手サポーターによる総合事業提案書の提示はできているが、その先の伴走支援が弱い。それは、何年間か経営を追いかけるということが定着していないから。また、担い手サポーターは兼業であるため、やらされている仕事という意識が強い。JA事業のワンストップが担い手サポーターであるが、担当ごとに温度差があり、経営支援も上手く進んでいないと感じる。
・経営内容を農協職員に開示することに抵抗が有るように見受けられます。 開示して頂けるようになるのは延滞が発生した後となり取り返しができない状態です。

 

今回の参加者も大変熱のある方々で、講師としても身を引き締めながら臨みました。
少しでも皆さまの実務の役に立てば幸いです。次回もよろしくお願いします。