農業経営支援セミナーⅡ(オンライン)7
2023年6月2日(金)標記のオンラインセミナーを開催しました。
参加者は愛知県2名、香川県1名、熊本県1の4名となりました。
【内容】
1.事業と生活の計画
2.経営分析面談
【アンケート結果】
【セミナーについて】
・経営改善のために目的設定を行なっていなかった。今後の携わり方を考えていきたいと思う。
・経営分析は指導する業務と感じていたが、対話の中から、農家の方の方向性を導くことが重要だと感じた。また、今までの業務も生かすことができる分野だと感じることができた。
・経営支援の面談の心構えと、実際にやってみるときに1回目をどのように持てばいいかがはっきりしました。 2回目以降は伴走支援だと思います。 また、1回目のもちかたをJA職員は大いに”間違えてしまっている”と思います。 改めて今日の考え方を県内で共有したいと思いました。
・本日の講義内容に係る経営分析面談について、「意識して」農家の意見や見方を引き出しながら面談を進めるという点が私自身勉強になりましたし、普段業務においてできていない点が多いため、少し視点を代えて業務に活かしていければ感じました。
【経営支援を進める上での組織の課題】
・対面活動の回数を増やせという方針は良い。しかし、私も含めて担当者の能力や資質に問題がある。対面活動の回数増加が、本当に生産者のためになるのか。大切なことは職員のプロフェッショナル化が必要であると感じる。
・コンサルやサポートを行う担当が自身の業務の片手間で行うような体制なので支援の専門部署を作るほうが良い。また、自分自身もそうだが、人事異動などでコンサル部門をまたぐ異動が多く、専門の担当者が育成できていない。
・農家の思いをくみ取るだけの余裕がない。 正しさが優先されて、農家の夢や目標を否定してしまっている。 その結果、適切な関係が築けないでいるのではないか。
・普段行政と話す機会が多いのですが、面談等でも大人数で行う機会がよくあり、その点はJAも含めて課題かと思います。先ほどのような会計担当1名・指導員1名程度の面談が農家の方の意見を抽出できるかと思いますし、今後経営支援を行っていく上で体制づくりのポイントかと考えています。 本日は大変ありがとうございました。
今回の参加者の方は現場に出ている方が多く、農家と話す経験が多いからか、ロールプレイもかなりよくできていたと思われます。
今回のセミナーで学んだ、目標設定の視点や対話で問題を引き出すイメージをこれからの実践で活かしていただきたいと思います。
次回もよろしくお願いいたします。