農業経営支援セミナーⅠ(オンライン)6
2022年10月14日(金)、2022年後期の公開セミナーを開催しました。
今回の参加者は愛知県7名、香川県1名の8名で、愛知県のJA知多から多数参加を頂きました。
【内容】
1.支援マインド
2.農業経営支援の実務
3.分析演習
4.総合評価
【セミナーの良かったところ悪かったところ】
・他の受講者との意見交換のなかで、視野を広げる必要があることを痛感した。
・経営分析による農家支援へのハードルが下がりました。
・経営支援と考えると良くしないといけないという意識が強かったですが、 農家が答えを出すことができるように提案の意識をもってやってみようと思いました。 大変お忙しい中ありがとうございました。
・今後は農家さんと同じ目線で接して参ります。
・経営分析は専門的な知識が必要で敷居の高いものだと思ってましたが、農家さんと同じ立場で一緒に考えていくというお話に共感しました。経営分析以外のことでも言えると思いますので今後もこの考え方で仕事をしていこうと思いました。
・農家さんと接するときには、もっともっと目線を低くしてしっかりと話を聞いたうえでコミュニケーションをとり、話をすることが大切である。
・改まった経営診断の場では、農家にとって良い提案をしなければと意気込んでしまいがちだと思う。地域の担当者に対して、相手の状況の理解に努めながら、少し肩の力を抜くようなアドバイスをしていきたい。
・農家の方に気づいてもらう、考えてもらうという視点を持つ。
【農家の経営課題は】
・昔ながらのやり方を踏襲し、財務諸表を把握できていない生産者が多い。営農支援と経営指導を並行して行えるように自己啓発に努める。
・農家が経営者になることだと思います。また、消費者の農産物に対する価値観を高めることが重要とも思います。
・主体性のない方が多いように感じています。一生産者ではなく一経営者として考える方が増えればと思いますし、その手助けをしたいと思います。
・畜産農家にとって生産費高騰ならびに導入費の高騰による、経営の圧迫を少しでも軽減するための支援などの検討
・販売に強化に力を入れることを優先すると、経営分析や労務管理、税務にかける時間が少なくなってしまうこと。
・誰もが身近な夢や希望をかなえられるような気持ちを持つことと、それを持てるように国や社会情勢から第一次産業への支援の拡充。
・課題ではなく問題ですが‥‥、設備投資や気持ち的に、品目や栽培方法、販売方法などを簡単に変えられないこと。
・生産に特化しすぎ。家計と事業が混同している。
1つのJAに参加者が偏ってしまった回でしたが、そのおかげか忌憚のない意見がよく出たセミナーだと思います。
また、別の機会でお会い出来ればと思います。お疲れさまでした。