壱岐地区集落営農ネクストリーダーセミナーⅡ (長崎)

2019年12月12日、表記のセミナーが壱岐市担い手サポートセンターの会議室で開かれ講師を務めさせて頂きました。
今回は、10月に開かれた第一回に続いてのセミナーで「経営目的と経営目標の設定」というテーマで行い、農家24名、JA他関係機関9名の参加となりました。

【内容】
(1)経営目的と目標
(2)目的論と原因論
(3)目的を考える
(4)目標を設定する
補論.事例から考える農業法人経営

【アンケート結果】
大変良かった40%、良かった55%、普通5%、いまいち0%、悪かった0%

【今回のセミナーの感想】
・話が分かりやすかった
・心理学のところが新鮮でした
・目的論の考え方とその応用の仕方は非常にためになった
・参加型のセミナーでよかったです
・演習があり、興味深かった
・演習について難しかった
・動画等の活用を検討して欲しい
・声に出して自分自身に言い聞かせることが良かった
・目的と目標の大切さが分かった
・目的とそれを実現する為の目標の立て方はすぐにでも取り入れていこうと思う
・目的を達成させるには目標を立てることが重要である
・物事は前向きに考えればよい方向へ向かうと思います
・所属する法人の問題・課題が明確になった
・年上任せであったが、自分も真剣に考えどんどん発言していこうと思った
・経営を考えることは良かったが、実践するには周りの協力が必要だと感じている
・言われていることはわかります でも現実は

 

【農業経営上の課題】
・後継となる若い世代が少ない
・人不足
・若手不足
・オペレータが少ない
・作業員の確保
・法人の担い手の育成が出来ない
・作業従事者が限られておりそれも高齢化して存続が危ぶまれている
・法人にはしたものの、法人としての独立経営にはほど遠く補助金ありきの現状ですべてに?です
・老人クラブでは先の見通しが
・構成員の高齢化と中山間農地で向かっていく方向が現実には見えてきません
・組合員の当事者意識の少なさ
・会社勤めをしながら法人の役員をするのは難しいと思う
・作業・作物の計画に触れる機会がないので与えられた仕事を消化するだけの状態の人が多いと思う
・兼業農家が多く、法人の仕事にはほぼ決まった人しか出てこない
・経営の多角化(新規品目・新規事業)
・専従者の確保・役員の確保
・今後増えてくる小規模農地の作業依頼にどのように対応するかが課題である
・農地を拡大したいが、中山間地域しかなく条件の良い農地が無い
・耕作地が広範囲に点在している→時期・燃料のロスが多い
・長期的な展望につながる話し合いがなかなかできないこと
・それぞれ立場の違う(専業・兼業、所有面積など)組合員の全員が納得できるような調整
・固定概念にとらわれすぎないようにしたいと思う
・柔らかい頭でいろいろな発想で意見を出し合えるようになればよいと思う

セミナー中、法人経営の目的や目標を受講者に尋ねてみましたが、予想以上にユニークな考えや発想を聞かせていただきました。離島であることのハンディもあるでしょうが、皆さんが考えている経営目的を是非忘れずにいれば、いづれ必ず実現すると信じています。

最後になりましたが、川上室長、内野様、ほか事務局の皆様、大変ありがとうございました。
今後も何かありましたら、どうぞよろしくお願いします。