農業法人設立支援基礎研修会(福島)

2018年11月12日~13日の2日間に、標記の研修会がJA福島県中央会主催で開催され、後半の13日に講師を務めました。参加者は県内JAから20名。

【プログラムの全体】
〇農業法人設立手続きについて(12日午前 農業会議)
〇農業法人の会計・税務の留意点(12日午後 全中)
〇経営計画の策定について(13日終日 農業経営支援研究所)

【内容】
1.経営計画の概要
2.収支計画の策定
3.経営計画の実践

【アンケート結果】
1.経営計画の概要
(大変良かった20%、良かった73%、普通7%、いまいち0%、悪かった0%)
2.収支計画の策定
(大変良かった21%、良かった57%、普通21%、いまいち21%、悪かった0%)
3.経営計画の実践
(大変良かった27%、良かった53%、普通20%、いまいち0%、悪かった0%)
4.全 体
(大変良かった24%、良かった59%、普通12%、いまいち6%、悪かった0%)

【研修内容について】
・今まで受けたことのない研修で、良い経験ができた。今後の法人設立支援に役立てたいと思う。
・具体的な実例を踏まえた研修でわかりやすかった。
・実例的演習は参考になるので全体的に良かった。
・理論的に体系立てて勉強することができ整理することができた。
・グループワーク研修が楽しく感じられ、参加者の意見を聞いたり自分で発表するのが良かった。
・考えながらできたのが良かった。他の地区の話を聞けたのが良かった。
・実践を積み上げどれだけ経験するかが一番だ。理論はその中で構築できると考える。
具体例をもって分析できる研修が欲しかった。
・グループワークが苦痛でした。

【農業法人の経営支援の課題】
・法人に関する知識が不足しているので、こういった研修は大事だと感じた。
・今後の後継者確保と育成、更には雇用者確保が課題です。
・後継者の確保
・法人の経営を良くし、所得を上げさせられるような提案をする。補助事業や融資の情報を提供し、より良い経営ができるようにしていく。
・組合員の法人化を支援する際のJAでの対応力が乏しく、対応が遅れていると感じた。
 法人支援の専門機関の設置が必要と感じた。
・法人の真の経営実態をどこまで把握できているかが課題である。法人の真実の姿が知りたい。
・地域とのかかわり方と提案(現状分析)
・まずは営農再開者を支援する。

今年で2回目の当研修会でしたが、受講者の方々の実務に少しでも貢献出来たら幸いです。
最後に、事務局を務められた高橋様、大変お世話になりました。
今後も何かありましたら宜しくお願いします。