2022年 設立初期法人運営管理セミナー(新潟)

2022年12月8日に表記の研修会を開催し、講師を務めさせていただきました。

参加者は農業者12名、JA・市町村2名、県・振興局12名、事務局6名、農政局ほか2名の34名となりました。
今年はオンラインの参加もいたようですが、コロナの影響か会場は随分すっきりした状況でした。

【内容】
1.農業法人の経営目的と目標の設定
2.決算書と会計から現状を把握する

【アンケート結果】
大変良かった:60% 良かった:40% 普通:0% いまいち:0% 悪かった:0%

【良かったところ悪かったところ】
・資料がわかりやすく、後で読み返したときに内容を再確認できる。(オンライン)
・損益計算書の中で注意して確認すべき箇所を具体的に教えていただき、ありがたかった。(オンライン)
・大変参考になった。ありがとうございました。
・具体的でわかりやすかった。マイクを使って欲しかった。
・損益計算書、貸借対照表の見方がよくわかった。売上、減価償却割合所得率の相関性が学べて、減価償却の使い方がよくわかった
・決算書の見方の説明がわかりやすかった。
・指標の意味するところがよくわかった
・経営の基礎である決算書の再確認と、重要性の再認識ができた。また「どこを目指すのか」について理念を含め考えるきっかけになった。

【経営上の課題は何か】
・経営分析(特に財務分析)が十分でないため、現状の課題が深掘りできていない。(オンライン)
・若手社員の肩入れを早急に考えていかなければならない。(オンライン)
・「2023年98%のコメ農家が廃業するかもしれない」7/22農中総研試算 問題が気になっている。
・事務処理全般が過大→課題
・農業に関わる人間が年々少なくなってきている。やはり農業をなりわいにしていくには、農業収入が400~500万位になるようなしくみが不可欠だと感じる。農業一本で生活していくことが可能な世の中になって欲しい。
・一連の総会で実施すべきことがなされていない。
・集落営農組織からの設立のため、構成員の高齢化に伴いやむにやむを得ず発足した。設立2年目にリタイア(病気けが)が3人発生。その人の管理していた農地をカバーすることが大きな問題となっている。若い後継者確保が課題である。
・耕作放棄地を復旧しても、その隣も放棄地が続くので害虫(カメ虫)の避難場所になったり、獣の侵入ルートになったりする。また周りの草刈り負担も多い。耕作放棄地は所有者の了解を取らずとも、草取りしても問題のないような法整備が欲しいと思う。

 

 

今年で8年目となったセミナーでしたが、鋭い質問もあり緊張感をもってやらさせて頂きました。
事務局の方にも大変お世話になりました。来年もこの場に来れれば幸いです。