農業経営支援セミナーⅢ(オンライン)5

2022年6月3日(金)10:00~16:30に、表記のセミナーをオンライン(Zoom)で開催しました。第三回はコミュニケーションスキルという事で、7県7JAから7名の受講者で開催しました。

受講者のなかにはコミュニケーションスキルとは、「推進を強化するスキル」という印象を持っていた人がいたようですが、今回受講していただいてそのイメージが大きく変わったようで良かったです(笑)。

【内容】
1.コミュニケーションスキルの必要性
2.コミュニケーションの基本スキル
3.ティーチングとコーチング

【アンケート結果】

【セミナーの内容について】
・手法を意識しながら質問するのが難しかった。相手に気分よく話してもらうことの重要性など、業務上だけでなく、人として勉強になった。
→「人として勉強になった」というのは私が初めてコーチングを習った時と同じような感想です。
・コミュニケーションスキルとコーチングを学ぶことができたところが良かった。
→良かったです。
・今までLAで勉強した会話スキルと似た点は多いですが、支援マインドを踏まえたうえで、訴求等にとらわれない会話スキルは勉強になりました。
→営業トークとは違います(笑)
・聞き手側と話して側に分かれて実際のようなシチュエーションで対話をすることができ とても楽しかった。
→楽しんでくれて何よりです。
・日頃農家とこ会話をすることが多いですが、あらためて聴くことの大事さ、引き出すことの難しさを感じました。今後は話す側が気持ちよくなるよう聴けるようにしてみます。
→はい、気持ちよく聴けるかが、コミュニケーションのポイントです。
・今回の研修では、情報の引き出し方と考えて良いがはわからないがコミュニケーションスキルを学び、実践することでその方法を学ぶことが出来た。 しかしながら実践していくなかで雑談が雑談にしかなっていないんではないかとの疑問もあったので、他人の実際の実践例を見て、これを使っていたとか分かればもっと良かったと思う。
→雑談になってしまったんですね。デモンストレーションなどをやってイメージを持ってもらう進め方をやるべきだったかと反省しています。
・コーチングの研修を初めて受けたので参考になりました。
良かったです。

 
【皆さんの強みは何か?】
・他県と比較していないが、県域でみると、行政との連携体制が比較的整っている点が強みだと思う。
→行政との連携ができる地域とそうでないところがありますが、よくできているのは確かに強みですね。
・良くも悪くも「中央会」職員であることは強みであると思っています。しかし、そのことで農家さんにとっては、コミュニケーションでの壁を作ってしまうこともあるかと思いますので、自分の対応時の心構えから、対応方法、質問の仕方、話のもって行き方を考えて、より農家さんに寄り添った対応が出来るように勉強したいと思っています。
→通常中央会は農家から距離あるので、限られた機会を利用して、農家と有意義なコミュニケーションが取れたらいいですね。
・JAの強みはコンプライアンス体制だと思います。私は人柄と、それを踏まえた顧客との会話です。
→自分の人柄が強みであると、西山さんがいうと納得感があります。私も死ぬまでに言ってみたいです(笑)。
・今までの経験の中でつちかってきたコミュニケーション能力。
・日々の業務で農家との関係構築
・農業者応援事業を実施していることから普段から他部署と関わりを持っている。 自分が所属している部署が動けばという前提があるが、動ければ総合的な支援な出来ることが強みであると思う。
→他部署との連携ができるというのも縦割りが強いJA内では貴重な強みですね。
・記帳代行事業を行っているため財務諸表を見れる生産者が複数名いること。
→財務諸表が恒常的に見れるというのは実は大きいですね。普通はできない。是非活かしていきたいですね。
 
 
 
コーチングスキルは、1日のセミナーで身に付くものではないですが、それでもモンストレーションや演習の時間をもっと多くすればより理解が深まったのではないかと思います。
コーチングスキルはいろいろな場面で活用できるので、これを機会にしっかり身に付けていただいたらと思います。
 
次回、事業戦略編もよろしくお願いします。