農家経営分析診断・コンサル担当者研修会 ー後期ー(長崎)

2022年10月26日(水)~28日(金)の3日間、標記の研修会が、JA長崎県中等の主催により開催され、講師を務めさせて頂きました。
前期が6月末に開催されたため、随分間が空いてしまいましたが、前期とほぼ変わらず県内JA23名、県振興局6名、県外1名、全農15名、中央会2名の47名となりました。

【内容】
1.集団データの分析
2.肥育農家の経営分析
3.支援マインド2
4.コンサル実施体制
5.コンサル実務

【アンケート結果】

【研修会の良かったところ悪かったところ】
・畜産農家の経営の分析内容などを深く知ることができた。
・普段の業務と照らし合わせて考えることができ、有意義な研修となった。
・経営分析を通じて農家さんに具体的な経営支援方法を提案するべきか考えることが出きるようになった。
・班によって経験がない職員が集中してしまう場合があるため、進捗が遅い班にはフォローアップをして欲しいと思った。
・グループワークで自分にはない視点での意見を聞くことができて勉強になった。
・決算書から経営状況を把握することができ、経営分析を行う上で、明確な目的を定め、農家自身に見える形で農家さんに示す必要があると感じた。
・定量的なことだけでなく、定性的なことの方が、経営改善につながることがわかった。
・数値化できない定性的な課題を解決することが今回、最も難しいと感じた。目に見えないものであるため、慎重に見極めていく必要があると感じた。
・これまで、園芸部門が主な業務担当だったが、今回、畜産農家のことを少しでも知ることができてよかった。
・農業経営に対する支援の取り組みや姿勢を理解することができた。
・グループワークの前に自己紹介やコミュニケーション演習があることで、意見交換が活発にできたと思う。
・会場に飲み物やお菓子が置いてあることで雰囲気が固く発言しやすくなったと思う。
・普段の業務で経営分析をする機会があまりないので、演習で他の品目のことや分析手法について学ぶことができてよかった。
・専門分野外でも実際に分析することで新しい発見は多いと感じた。
・経営分析をする上で、他の人と意見が異なることがあったため、全体を見た意見を出せるようにしたい。

【研修会の運営全般】
・前期と後期が3か月空いたのは長すぎた。 会場内のレイアウトは後期が良かった。
・開催時期について、月末は多忙になるので、中旬に開催して欲しい。
・6~8月に開催して欲しい。
・お菓子があってよかった。
・講義がわかりやすく適度な休憩があり受講しやすかった。
・3日間×2回がちょうどよかった。
・グループワークを行うことで知らない分野の知識を身に付けることができるので、経営支援を行う上で、良い経験になると思った。
・講義中の離席者が目立っていた。緊急の連絡かもしれないが配慮して欲しい。
・前期と後期で間が空いたので前期の内容を少し忘れてしまっていた。
・途中に配布した資料がバラバラしていたので、まとめて渡してほしい。
・県内の事例が多くあればもう少し緊張感が出たと思う。
・スライド資料も配布していただけたので書くことに意識をとられず先生の話を聞くことができた。
・班編成では異なる職場の人と交流・意見交換をできるのが、本研修の魅力の1つだと思うので、今後も偏らないようにしてほしい。

【前期・後期の研修会で最も印象に残ったこと】
≪前期≫
1.支援マインド:21
2.農業経営支援の実務:1
3.経営分析演習:14
4.農業経営管理支援の事業戦略:3
5.事業と生活の計画:6
6.コミュニケーションスキル:29
7.経営分析のフィードバック:7
≪後期≫
1.集団データの分析:11
2.肥育農家の経営分析:23
3.支援マインド2:24
4.コンサル実施体制:12
5.コンサル実務:17

 

今年度も前・後期6日間の研修会を無事終わらすことができました。今回は、全農ながさきの職員さんが多く、今まで以上にグループワーク等が盛り上がったような気がします。今回も事務局を務めて頂いた、朝長次長と相川様、ほか皆さま大変お疲れ様でした。