平成29年8月9日(水)JA高知中央会主催の「総合JAの農業経営管理支援体制構築に向けた担当者会議」にて標記のテーマの講演を2時間ほど行いました。
この会議は、平成31年1月に高知県内12JAと中央会・連合会が統合した県下全域を管轄とする「JA高知県」の組成を前に、各JAの青申会と記帳代行業務の統一を目的とした会議で、そこであらためて担当者の業務認識を統一するために標記の講演を行わせてもらった。
出席者は県内12JAから20名、県と普及所から3名、電算C、(株)ソリマチなど事務局合わせ31名となった。

全体の内容としては当研究所のほか、県内の先進JAであるJA四万十の取り組みの報告があった。

【全体内容】
①JAにおける農家所得向上に向けた体制構築のポイントについて(木下)
②JA四万十における農業経営管理支援の取り組みについて(北村嘉臣 班長)
③JA高知県が目指す農業経営管理支援の在り方と検討スキーム(中央会 山之内次長)

【講演のアンケート】
全体:大変良かった59%、良かった36%、普通5%、いまいち0%、悪い0%

【講演について】
・経営管理支援の意義や目的について、丁寧に解りやすく説明していただいた。経営支援業務に携わる実務者にとってとても参考になると思いました。
・本当の支援とは、こちらが全てやるのではないと、大変参考になりました。
・少し難しかったように思えます。取組の視点が明確になり良かったです。
・経営分析、コンサルの考え方がよくわかりました。
・今後の経営支援活動を推進するにあたり講演や先進地の活動を聞かせていただき大変良かった。
・今後の経営支援活動にあたり考え方、持って生き方等勉強になりました。
・木下氏の講演は、現在抱えている課題と今後の展開にむけて参考になる部分が多かった。
・木下代表による講義は、非常に学ぶ事が多かったです。どこまでできるか・・・。また持ち帰り、自JAで出来る事から実践してまいります。JA四万十の取り組みについては素晴らしく、上と同様実践してまいります。
・講師のお話は大変良かったと思います。しかしながら実行に移すにはまだまだと感じました。現状は資料1-2のとおりです。
・先生の講演でこちらから、できないから全部作成するでなく農家自身にやってもらう重要さがあらためて大切であることが分かった。何事にも当てはまるのではないか。
・ヒント ウェイト、効率性、コンサルとの境界、比較、マインド、フォロー、モチベーション。精神論的な部分が大きく現場課題を解決できるかどうか。
・税務支援のための記帳代行ではなく、経営支援のための記帳代行、経営支援におけるティーチングとコーチングの考え方、解りやすくてよかった。
・今後の取り組みを進める時の参考になりました。
・資料1-2はまさに当てはまることで現在取組を行うにあたって、行き詰まっていることについてのヒントが多く、今後の自分の仕事の進め方に大変参考になりました。
・農家が自分で課題を持つことが大切だと思いました。目標を持ってもらうようにしたいと思います。
・経営分析を行うにあたって「仮設の提供」を意識していきたいと思いました。
・経営分析と経営コンサルの区分について再認識ができたこと。経営分析を広範囲の担い手に実施することによって不振農家対策につながることでもある。
・経営分析の面談を行う時には、農家本人から改善点や目標を引き出すことが大事である。
・両講義とも大変参考になりました。
・良かったところとして、具体的な内容。解りやすかった。悪かったところ、特になし。
・全体を通じて、進行がはやいのでもう少しスピードダウンしていただけたらと感じました。
・大変解りやすかったです。
・木下さんの話は2回目の受講となりました。演習が多かったので前回のように図も入れての説明が解りやすかったかな。

【経営支援事業の課題】
・記帳代行と経営支援のつなぎは上手にやる必要があると感じました。
・体制整備と職員の資質向上を行わなければならない。
・体制が厳しいです。
・生産者との信頼関係
・組織全体の意識改革が必要
・今回の研修を通じ、支援体制にとりくめるよう検討していきたい。
・収集データがデータとして活用ができているかどうか。
・記帳代行、経営支援を本格的に行うには増員が必要。
・サポート体制(担当者ほか)
・資料1-2の内容全てです。
・研修会と記帳代行との業務分担
・分析結果を他部署と共有出来ていない。
・不振農家対策んお事業見直し
・データの活用について未だ仕切れたいない点が多いと思うので、品目担当等と話し合って活用のひな形づくりをしていかなければならないと思います。
・専門知識を持った職員の育成(特に品目栽培と簿記等の税務支援に必要な知識両面で)。金融と経済の人事交流が必要。
・統一JA後に、申告の支援業務が同じサービスを提供できるのか?
・経営支援をするには人員が足りない。
・経営指導をしていく上では、データ収集が必要であるので、経営支援をしていないJAとしては農家の理解と信頼を築くために、支援に対する対価を充分に説明する必要があると思います。新たに記帳代行を行う場合の研修会を開催する場合、畜産、果樹、野菜等各品目別の仕訳方法も研修内容に入れてほしい。

 

高知のJAグループは、多くのJAで随分前から記帳代行を取り組んでいるところであり、全体的にも意識が高いと感じます。また、統一JAを前に、殆どの担当者が前向きで協力的だったことが非常に印象でした。
これも、これら全体の動きをうまくまとめている、高知県中央会の手腕によるものだと感心させられた次第です。

最後になりましたが、中央会の徳弘部長と山之内次長、また打ち合わせほか多々ご助言頂いた電算Cの宗石次長、大変お世話になりました。JA高知の経営支援事業の更なるご発展を祈ります。