JA岩手県中央会主催の標記の研修が、平成28年10月27日(木)に開かれ、10:00~16:00の1日間、講師を行いました。
場所は、JAいわて中央盛岡地域営農センターで行われ、参加者は県内JAと連合会、そして県の普及Cの職員が60名ほどとなりました。

【研修内容】
1.農業経営管理支援事業の実践課題
2.農業経営管理支援事業のよくある落とし穴
3.農業経営管理支援の全体像
4.経営支援の進め方

 

【アンケート結果】
1.本日の研修会の内容はいかがでしたか。
1.農業経営管理支援事業の実践課題
大変良かった(20)良かった(38)いまいち(1)悪かった(0)
2.農業経営管理支援事業のよくある落とし穴
大変良かった(24)良かった(34)いまいち(1)悪かった(0)
3.農業経営管理支援の全体像
大変良かった(28)良かった(28)いまいち(3)悪かった(0)
4.経営支援の進め方
大変良かった(29)良かった(28)いまいち(2)悪かった(0)
〇総 合
大変良かった(27)良かった(28)いまいち(1)悪かった(0)

 

2.今回の研修の内容について、良かったところ、悪かったところ、その他感想についてご記入願います。
・「JAの金融事業の利益効率」という視点が新鮮でした。しかし、これが農家の経営にプラスになる取り組みであると感じました。
・今回は初回と言うことでグループワークがないとのことでしたが、効率よく必要なポイントを説明いただき理解することができたと思います。 (時間がない場合は、このパターンでもありではと思います。1時間早く終わったのでもう少し演習もできそうですし…)
・普及員であるが、JAが進める農業経営管理支援事業について、JA組織がこれから目指していくべきことが理解できて良かった。 経営分析における着眼点もとてもわかりやすく、自分自身は知識が少ないが、ポイントを教えていただいたことで、いろいろとデータを見て分析してみたいと思う。
・経営分析の中で更に掘り下げた分析が必要だということが分かりました。必ず、所得減になる要因はあるので、そこを見い出し伝えてあげる頃がわれわれの仕事だと思いました。
・本来、JAは組合員にこの様な経営分析、指導をしてこなければならなかったと思いますが、経営の合理化を進めすぎて、この経営指導をおろそかにしてしまったと思われる。
・経営支援の進め方について何に充填を置いて行くべきなのか理解できた。
・分かりやすかった。
・農業経営管理支援事業を導入することで、経営指導・支援をどのようなスキームで行うことになるのか、分かりやすかった。 しかし、各JAで担い手SCとスキームに対する考えに違いがある場合、円滑に進めるために体制固めが必要になると思われる。 また、同様の業務を行う普及センターとの連携や市町村等との関わり方の例も今後模索していくことが必要と思われる。
・全体の流れが理解できた。
・農業経営管理支援事業のあり方がよく解りました。実務対応の解説もよく解りました。少し早口でした。もう少しゆっくりお話しいただけるとより良かったと思います。(聞き取れないほどではありませんが)
・演習をいれながらの説明が良かった。わかりやすかった。
・経営分析の数値で“日本語”=言葉に置き換える手法は非常に参考になった。⇒B/S・P/Lをあまり知らない営農指導員も活かせる。&法人への対応も急ぐべき→後ろを振り返ったら誰も居ないとならないように。
・営農指導員は大体理解していると思うが、若い指導員はどうかな。経営面での指導実績はないと思う。貸付は貸付部門で独立しているので。ただ畜産は、また違う。
・一般的な話ではなく経験に基づく現実的な農業経営管理支援の全体について理解できたので良かったです。
・早かった。分析する機会がなかったので良かった。
・様々な演習を交えながら、細かい説明もあり、内容の濃い研修だったと思う。私は金融担当だが、営農側からの視点や農家側の意見も反映されていてとても良い勉強になった。
・全体的にわかりやすかった。
・一連の流れが分かってとても良かった。グループワークがあればもっと良かった。
・「少し早口かな」
・分かりやすい話かただったが早口であった。
・青色申告書のどこに注目するか、どこを掘り下げるべきか、というコツが分かって良かった。
・経営指導・支援の考え方の整理、再確認ができた。(考えていることが間違っていないことが確認できた)
・前半の部分はコンセプト的な話だったのでピンとこなかった。後半は具体的な数字が絡んできて興味深く聞けた。
・経営分析のやり方が参考になりました。
・数値から仮説を立てて分析、アドバイスできることが理解できて良かった。
・経験をもとにの話なので良かった。
・支援に良くある落とし穴や進め方のイメージが分かった。
・分かりやすい。
・説明がわかりやすかったし、JAとして理解しやすい内容だった。
・良かったところ:経営分析の実演、時間前に終了したところ。悪かったところ:休憩時間は15分はほしかった。
・とても聞きやすい説明でわかりやすかったと思いました。
・経営管理支援、経営分析についての知識はほぼゼロでしたが、とても分かりやすく勉強になりました。
・今まで受けた研修に比べリアリティのある内容を例にしての講義だったので理解しようと思える内容だった。
・①経営分析、経営コンサル=(経営支援)の実施には記帳代行が必要である。
②経営分析を継続的に実施することが必要である(年1回以上)破綻防止
③JAと農家の信頼関係を作っておくことが必要である。
④記帳代行・集めたデータを比較データとして活用するには、事務統一した基準で行う(決算書、明細書が必要)電子データ
⑤経営目的と経営目標のちがい
⑥固定費(規模の拡大)
・難しい単語等もなく分かりやすく感じた。
・販売金額の増収ではなく、所得額に焦点をあて、その後の生活資金や経営の内部留保に繋げる考え方まで支援の範囲とする。
・農業の所得拡大という目標が、大きく漠然としかイメージしていなかったが、今までよりも明確化した。
・経営分析と言っても数字だけの研修ではなく、理論、考え方、見方の研修だったので良かった。
・融資担当者として経営分析の4つの基本作業を学び勉強になった。今後生かしていきたい。
・演習があった グループ討議がなかった 良かった
・コンパクトにまとめて良かった。
・大変わかりやすかったです。資料の誤字が気になりました。
・具体的数字に触れながらの演習があり良かったと思う。
・各事業部署で研修できたところ。
・分かりやすい説明
・実践に基づいた内容であった

 

3.農業経営管理支援事業を進める上で、貴JAおよび団体の課題と思われることはなんですか?
・普及員です。経営体支援のため、記帳代行で蓄積されるデータは普及センターにも開示していただけるのでしょうか?その辺りのルール作りはどうなっているのでしょう。
・初めにお話があったとおり、人がいないのはJAも県も同様かと思われます。JAで「記帳代行」(データの整理)がどれだけこなせるか。農家へ、薄くとも聴いてもらえる、フィードバックができる体制が整えるかがポイントかと思う。普及センターではJAとの協力体制や支援すべき対象の絞り込みが課題となる。
・JAと行政の連携のあり方、役割分担
・専門部署がないこと
・大切なことであると認識してもらえると思うが本腰を入れて取り入れるかと言えば課題が多すぎてどこの部署の誰かが担当するといった集知の低い事業となりそうか気がします。
・事業体制だと思います。人員を配置できない、JAに利益をもたらさない事業であるという認識がある。
・記帳代行システムが備わっていない。
・効果的な経営指導のあり方(費用対効果、役割や支援対象に応じた手法、データ集め)
・目的の明確化と実務構造を作ること
・営農技術に関すること
・TOPの意識改革、TOPへの本事業の落とし込み、JA体制
・どの部署が主体的にやるのか。指導員か貸付係か。はっきり区別しているのか。青色申告はほぼ協議会を設けて自ら実施しJAが後援している状況だ。
・人材 体制
・TACシステムを導入しているものの宝の持ち腐れになっている。全職員に事業の内容が伝わっていない。
・金融と営農のつながりが弱く、考え方が違う。人員不足
・金融、営農のように他部署との連携。お客さまとのコミュニケーション、信頼関係を築くこと。
・記帳代行の取り組み
・どの部署で進める(連携?)
・異動が多く、一人の農業者と数年にわたって関わることが難しいこと
・データ収集の手間、農家の絞り込みに対する不満が出るのでは。農家の興味(技術や生産に偏重)、指導者側のノウハウ蓄積不足
・現状で記帳代行業務は難しい。職員配置をして専門にしなければ対応できないと思う。
・農家から信頼される職員が少なく、又、その職員が適正な部署に配置されていない。  
・専門性では無いこと
・農家が経営データを快く出してくれるか?
・効率的に進めると言ってもやはり人員不足(職員)で手が回らない
・各JAとも体制の問題が一番と思われる。人手不足、多重な兼務職等
・事業担当部署をどこにするのか?
・記帳代行の件数が多く、担当が正確に入力できるか不安
・実際に担当する人は重要と思えるが、知らない方は特に関心が無い。
・人員不足。職員の技術、知識不足
・思っていたより、当管内の農家はムダが多い人もいるようだ。税務支援の担当する時期には一言アドバイスをしてみたい。しかし、青果の販売業務との兼務であるため踏み込んだところまで経営分析できないのが現状です。
・当JAでの取り組みはまだ始まったとも思えない状況です。
・現行で人員不足で営農経験が無く、初めての管内で営農計画等の相談担当として貼り付けている。その上、期日を設けてスケジュール通り計画を進める管理をしている。この状況で事業を進めることは、担当者(できても兼務は確実)へ、責任を押しつけるものとなり、業務といえるか難しい。
・どうしても農業のみで生計を立てている経営体が少ないので、経験とイメージ力が弱い。
・やはり早急に利益を求めてしまうところ。
・体制が十分に整っていない。
・人手不足。部署間のやりとりが不安(他部署も人手不足。新規事業に対する理解等)
・ここまで対応できていない気がする。
・指導できる担当者不足。
・農家が経営指導を簿記のことだと思っている。経営指導よりも技術指導を求めている。経営者が作業に追われ作業者となっている。(真の経営者が少ない)
・常勤の理解

 

岩手県では初めての行う研修でしたが、当方の早口を除けば(笑)概ね好評であったようです。
来年は、記帳代行により岩手の実データが手に入るので、グループ演習なども出来るかもしれません。