平成29年2月1日(水)に、長崎県担い手育成総合支援協議会主催の表記の研修会が、長崎県農協会館で開催され講師を務めました。

この研修会は、県・関係機関とJAグループが連携した農家経営指導体制を強化する目的で開催され、出席者は、市町村の農林課と県の普及課の職員等約20名でした。
長崎県は、JAと行政(主に県振興局)がうまく連携して農家の経営支援を行っている県で、今回もその一環として職員間の認識を統一するために企画されたものです。

【研修内容】
〇「JAグループにおける経営力強化指導事業について」(JA長崎中央会 福田勝美氏)
〇「農業経営コンサルティングの進め方」(農業経営支援研究所 木下徹)
・農業経営管理支援の全体像
・経営支援の進め方
・フィードバックの基本手順

【アンケート結果】
大変良かった(54%)、よかった(46%)、いまいち(0%)、悪かった(0%)

=研修内容=
・専門的な用語、手法に偏らず分かりやすいやり方を教えていただいたこと。

・市町では認定農業者の経営改善指導を行うこともあります。そのような時、どうするかという切口で、次回以降教えていただけたら実務に活かせることができる。
・分析とコンサルタントの違いについて気づくことができた。本人に目標を決めてもらう事が重要であると分かった。
・経営分析後は農家への提示であり、農家に考えさせないといけないということが分かり、大変勉強になった
・分析とコンサルの違いは、効率化につながることが分かった。コンサルは人情心が大切であると分かりやる気がでた。
・実際の生活に絡めて目的、目標を立てることが大切だと理解できた。実際に行動してもらうために、自分で決めるような話しができる技術も学んでみたい。
・あくまでも農家に主体性を持たせるという経営コンサルによって最も重要な部分をしっかり学ぶことができた。畜産の事例も盛り込んで頂けたらと思う。
・自分が日頃から考えていることの確認となった。
・コンサルタントに同席したことはあるが、分析は畜産協会等が行い、結果表を見るだけだったが、今後は分析等を実務で取り組むとともに経営診断時に質問や意見を出していきたい。
・支援チームとして携わる人間の考え方や農家の接し方など大変参考になった。
・経営にかかる指導について客観的な理解が深まった。有意義な研修と思ったが、いかんせん参加者が少ないのは残念であった。
・細かい点にこだわりがなく基本的な考え方を説明いただき大変分かりやすかった。
・経営支援、経営分析など慣れていないので、考え方などが分かり良かった。
・とても理解しやすい説明であった。経営支援の考え方がとても参考になった。ポイントを絞った内容で良かった。

=経営支援事業の課題=
・市町から参加した。課題については、農家へ経営改善の指導をする際、「経営」を念頭に入れた説明をするスキルが不足しているところ。本日の研修はそれも補うため大変有意義だった。
・担当者のモチベーションによって指導に対する力が異なること。
・畜産分野については経営に強い人材が少ない(マンパワーが足りていない)ので、効率化(役割分担)が必要。
・個人情報である経営データを関係機関といえ共有できるのか。
・経営支援チームにはライフプランアドバイザーもいた方が良いのでは。
・JAシステムの活用を考えている県職員が非常に少ない。
・記帳代行から経営分析までがどこまで徹底していただけるのか。支援の基礎となるデータや資料がまずないと技術支援でしかなくなると思う。
・信頼関係を深めることが重要であるが、業務が多忙となる中、関係を深めるための時間確保が困難となっている。
・経営内容を把握できるデータが少ないこと。農家の実際の経営内容がつかめないこと。
・労力不足、担当者の意識改善が必要。

 
今回もお呼びいただき再び研修講師の機会を与えてくださり、県農林部の鳥越課長補佐、西山主任技師、JA中央会の松浦係長、福田様、ほか皆様にたいして、大変感謝しております。
今後当方も研鑽していきますのでどうぞよろしくお願いいたします。