平成29年2月17日(金)壱岐市の壱岐の島ホールで、表記の研修会が開催され「認定農業者の農業経営について」というテーマで講師を務めさせていただきました。

この研修会は、壱岐と対馬で毎年交互に行われているようで、今回は対馬からの認定農業者も含め50名ほどの参加となりました。

【研修会の内容】
1.「認定農業者の農業経営について」(農業経営支援研究所 木下徹)
2.九州農政局長崎県拠点からの説明(里 善文 総括農政推進官)

【アンケート結果】
大変良かった(21.9%)、良かった(75%)、いまいち(3.1%)、悪い(0%)

=研修内容=
・法人経営についてもう少し講義してもらいたかった。農家の所得向上に向けての話は良かった(基本的な面で)。
・目的のために目標を持つことの大切さを改めて考えさせられた。農業経営者としては、考えなければならないところがあると思った。
・認定農業者の農業経営についての分に今後は法人関係を入れてもらえればと思います。
・もっと聞きたい。研修にあたり準備の資料がほしい。
・農業経営についての目標・目的の使い分けを今後活かしたい。青色申告の重要性、自営の分析および信用度に直結することに納得した。
・経営内容をチェックする方法が分かったので、参考にして経営内容を分析したいと思います。
・経営効率や利益率は正直あまり考えたことがなかったが、早速28年度分の利益率を出して最適バランスを考えたい。
・農業経営の目的目標、経営計画は目標所得の見積もりから始まり、経営計画を具体的は数値に落とすの工程等、数値を各戸の経営に合わせた記入をすれば経営内容全体像が浮かび上がり、一目で決まる内容だった。
・経営計画をしっかり立ててやっていきたい。農業生産の将来につなげたい。
・農家の高齢化、後継者不足で不安である。
・時間が足りない。
・内容はよかったけど長い。
・収益規模と利益率のグラフ推移の話はとても興味深かった。
・TPPなど空中分解する様な世の中で、私達農業経営者は不安でいっぱいです。今日の講習を受けて大分不安材料がなくなりました。私たちは安定収入が対峙であります。今後は最新情報をよろしくお願いします。
・具体的数値等、経営について解りやすくて参考になりました。
・経営を考えるきっかけになりました。
・自分の経営の内容を知ることの重要性を認識できました。

 

=農業経営の課題=
・農業経営者へのコーチング・コンサルティング。各個人別に。
・後継者対策。中山間地における農業経営。
・地域的 高齢化にて今後の集落の全体の経営等。オペレータ不足等。
・米を作っても利益が出ない。
・労力支援の強化をお願いしたい。
・畜産経営が主な地域で粗飼料確保に難儀している。機械銀行に発注するも皆様方と重なり急な収穫等にNG有り。
・法人経営を一部しているが、年間雇用できるだけ営業していないため人員確保に大変である。パート雇用も「新法」に通じるところがあるのだろうか?
・農業に従事する後継者が少なく、農地の維持が大変難しい時期になっている。特に現在子牛の販売が高値で推移しているので、かなりの高齢者でも畜産経営に頑張っておられるが、子牛価格の下降し始めると離農する方が一気に到来するものと考えられる。
・耕作放棄された農地(荒れた農地)が耕作している農地の邪魔をする。→雑草の種、雑草の根が延びてきている。他人の農地で高齢者なので無理な事も言えない。5割補助で荒地を耕作可能にする補助金制度の10アール以上という制限を5アールぐらいに変更してほしい。長崎県の耕作放棄地が日本一というのを返上するためにも考慮頂きたい。
・農業経営の最大の課題は今後の後継者の問題だと思う。少子高齢化、働く人の現象化の中、あらゆる業界の共通問題で今後は人材の奪い合いである。我々農業者の責任は規模拡大し魅力ある農業経営をやって、後継者に引き継がねばならない。このためには行政関係機関の力強いバックアップが是非とも必要である。農業者と行政のタイアップにより農産業を守らねばならない。
・イノシシ、シカの被害。カラスの被害。
・後継者の確保や人材育成。
・課題は、皆さん共通して、アンケートされる方も概ね理解しておられると思います。データを取るだけでなく、実際、現場農家地域に出向いて話を聴いてほしいと思います。今は、データを取ってどうのこうのという話より、数年前から農業の現状は予測できたことで、まだ同じことの繰り返しで先に進んでいません。すごく残念です。例えば増頭しなさい、増頭に補助します、畜舎建設に補助します、はよく聞きますが、実際牛を飼うときの粗飼料の確保等は個人任せで先が見えません。
・高齢化が多く、圃場整備も進んでいないので、団地化が厳しい。

 

当日は時間所少々オーバーしてしまいましたが、皆さん集中を切らさず聞いていただき大変ありがたく思いました。この後の懇親会では、皆さんの農業や地域に対する熱い思いが聴け大変刺激になりました。
壱岐に来るのはこれで3度目ですが、また皆様にお会いできる日を願ってやみません。
最後になりましたが、事務局を務めてくださいった、壱岐市農林水産部と長崎県農業会議の皆様、大変お世話になりました。